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知的饕餮日記

はてな女子で知識欲の亡者で発達障害で腐女子な人の日常だったり恨み節だったり

カネコマに贈る発達障害者の7つのケチなライフハック(略してケチハック)

療育を受けられなかった成人の発達障害者特有の、目的意識がないと何もできない性分である。受験勉強ではそこそこ成功して、社会へ出たらものの見事に落ちこぼれて落伍者になった辺りからも、そのクズっぷりの片鱗がうかがえる。細分化はできても、抽象化した概念を再構成して具体化する能力が極めて乏しいのである。
そんな私が一念発起して貯蓄をしようと志してみた次第と、そのための具体的な方法を記してみる。

身も蓋もない話

PCが壊れた。
これがすべての始まりである。
日常生活においては必ずしもPCは必要不可欠ではない。プログラミングやデザインで生計を立てているならともかく、ただインターネットを渉猟して賢くなった気になったり、Evernoteを開いて小説を書く環境だけ整えてモチベーションの上がるのを待ったり(自発的に上がることはない)、艦隊これくしょん(通称艦これ)にずっとログインして駆逐艦の不知火ちゃんとケッコンカッコカリ(ゲーム上のシステム、要するに結婚)するために血道を上げるのは、人生の潤いではあっても、必ずなくてはならないものではない。基本的には。
ただ、私は既に廃人提督へとジョブチェンジを済ませていた。予備艦隊を遠征へ出さないと落ち着かない。整備ドックに空きがあると罪悪感さえ覚える。何よりも早く不知火ちゃんを嫁にしたい。
幸い、回線が止まったわけではないから、PS3ブラウジング機能でインターネットを閲覧することはできた。しかし、DMMの会員ページにログインはできるが、艦これを起動させることができない。WindowsもしくはMacInternet ExplorerFireFoxGoogle Chromeでの起動を前提としているので、当然ではある。PS3ブラウジングする人の少なさを考えれば、わざわざPS3専用ブラウザ用にセッティングしたヴァージョンの出る日は来ないであろう。
艦これ環境を求めるあまり、楽天で投げ売りされていた5000円の中古PCを買った。OSはWindowsXPである。念のため説明しておくと、XPは10年以上前にリリースされたOSで、2014年4月9日(日本時間)をもって、Windowsのサポートが終了する。つまりあと48日しか使えない。だから安い。
「次のマシンが来たらこれはスタンダロン(stand alone・ネットに繋がない状態)にして有効な活用法を探そう」と決めたはいいものの、やはりポンコツPCを使うのはストレスがたまる。ChromeiTunesEvernoteとTweenとJaneを開きっ放しにした快適な環境を得たい。
そこで冒頭の一念発起が訪れる。節約をしてPCを買おう!快適な提督生活を手に入れよう!と強く発心したのである。

目標設定

目標はこの「Acer ICONIA W3-810+BTキーボードセット」である。
http://lohaco.jp/product/9099926/
まず小さくて頭がいい。あまり大きいと、寝転がったままブラウジングというお行儀の悪い行為ができない。そしてタブレットである上にキーボードまでついてくる。Officeは必須ではないがあれば便利だ。その上Tポイントが貯まる。ポイント厨なので単純に嬉しい。価格設定も比較的現実味がある。
目標ができたところで、そこへ近づくための方策を考える。

7のケチハック

1.必要でないものは買わない

当たり前である。いつ読むかわからない本、痩せたら着ようと思っている服、飲まなくても深刻に健康を損なうことのないビタミン剤、これらはみんな『今買う必要がない』。目標のために自制心を持てば、買うことを我慢できる。衝動を抑えるのは、いつでも理性である。

2.本はamazonで買える

バブル崩壊以降、世間の景気と関わらず、『出版不況』がずっと続いている。紙の本は売れない、だから刷らない、流通しない、だから売れない、という悪循環が定着してしまっている。
筆者は自他ともに認める書痴なので、『へうげもの』の古田織部のように、本を『お救いする』感覚で買ってしまう。店舗で見かけることが少ない会社やレーベルの本を見ると、衝動買いをしてしまう傾向がある。
しかし、安土桃山時代の数寄者とは違い、21世紀の我々にはamazonがある。amazonの倉庫には、あらかたの新刊書が眠っている。中古本も、足しげく古書店街やBOOK OFFへ通うよりもはるかに楽に買えるようになった。『目の前のチャンス』を逃しても。そのうち買える可能性が限りなく高い。Kindleタブレットがあれば、電子書籍を購入する機会もできる。
時たま在庫僅少でプレミアがつくものも出るが、それは潔く諦めよう。

3.飲み物は茶を飲む

生命活動に水分は必要不可欠である。水道水や井戸水や湧水のおいしい地域ならそれを飲めばいいが、残念ながら筆者の住む新宿区は水がまずい。沸騰させずに飲むと、吐き気さえ催す。
だからといって飲み物をペットボトル飲料に頼るのは、まったく経済的ではない。
そこで、自分で淹れるお茶を飲む。茶葉はまとめて買えば安いし、保温のできる水筒を持ち歩けば、自動販売機でペットボトルを買うような不経済な行為とはお別れできる。ティーポットや急須がない、という人には、自分で好きな種類・好きな量の茶葉を入れることのできる空のティーバッグも売っている。
筆者は甜茶韃靼そば茶と黒豆茶ルイボスティーを愛飲しているが、アレルギー等と相談しながら、自分に合うお茶を探すと、『健康にいい』気分を味わうことができて躁になれる。

4.なるべく自炊する

紙媒体をPDF化するのではなく、食事を作成することである。
時たま「自炊の方が食費がかさむ」という意見を耳にするが、それはおそらく1回につき一人分の食事を作っているためである。料理に限らず、いっぺんに作り置きした方が安く上がる。幸い今は冬である。多少作り置きをしても、夏場よりは食物の腐るスピードは遅い。おそらく普通の人は『毎日同じものを食べる』と飽きが来るのだろうが、そこは反復作業大好きな発達障害者の数少ない利点を活かし、毎日決まったように同じものを食べるのである。
筆者は『脂肪燃焼スープ』 http://matome.naver.jp/odai/2137973226853790601 のレシピを参考に、約3日に1回の割合で野菜を切り刻んで煮込んでいる。毎日食べることが前提なので、自主的に豆腐など蛋白源も加えている。料理をするのが面倒くさい人間でも、その程度ならできる。

5.食材はまとめ買いする

3や4の話と重複する部分があるが、食材に限らず、個包装されたものよりもサイズの大きいものの方が、同じ容量当たりの単価が安くなる。
ハナマサなどの業務用スーパーや、大きな単位を扱っているインターネット上の店舗を見つけるといいだろう。ちなみに筆者はLOHACOを愛用している。5kgの無洗米やかさばるトイレットペーパーなどを玄関先まで運んでくれるので、楽ちんである。

6.公共料金プランを見直す

一人暮らしをしていると、公共料金やそれに準ずるものの支払いを余儀なくされる。電気、ガス、水道、インターネット回線、携帯電話などである。
この中で、比較的料金の見直しのしやすいのが、インターネット回線と携帯電話である。代理店との契約の縛りや店頭で店員さんの口説き文句から、ほとんど(あるいはまったく)利用していないサービスの料金を払ってはいないだろうか。一度明細をきちんと見て、確認をする必要がある。
筆者もまったく使っていないNTT東日本の『リモートサポートサービス』を解約する必要に迫られている。

7.プチプラコスメを探す

これは女性特有の悩みかもしれないが、加齢するとどうしても肌も劣化する。それは避けられない現実である。
整形をするという手段もあるが、百万円単位の医療費を捻出できる人はそもそもこんなケチハックなどを実行に移してはいないはずだ。
そこで、よりコストパフォーマンスのいい化粧品を探す旅が必要となる。
例えばニベアは、数ヶ月前に高級クリーム『ドゥ・ラ・メール』と成分がだいたい一緒、と話題になり、爆発的に売れた。また、資生堂の老舗ブランド『ドルックス』は100年近く販売を続けて目立った事故を起こしていないので、一定の信頼感を得ている。
また、スキンケア成分の肌への浸透を助ける『導入美容液』という商品がいろいろまメーカーから多数販売されているが、これは動植物由来のオイルで代用できる。手に入りやすいところでは無印良品で売っているホホバオイル、ドラッグストアで買える馬油がこれに該当する。
その他、値段に見合わない活躍をする、いわゆる『コスパ』のいい商品を探すのは、非常に楽しい。2ちゃんねる化粧板や、日本最大の口コミサイト『アットコスメ』などを見て、おすすめされていた商品を買い求めるのもいい。
お金がなければ手間をかければよいのである。

こういったことの小さな積み重ねで、いずれ大きな成果を得たいと考えている。
成功体験に乏しく、承認欲求に飢えており、自己肯定感の少ない人間には、少しでも自分を世界に認証させる手続きが必要なのである。